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東亜建設工業株式会社 横浜支店・本牧統括作業所
福井 信也 統括所長
 横浜・本牧という一つの地域を対象とした戦略拠点が「統括作業所」である。同社にとって横浜港は主力エリアであり、実際にいくつかの工事を行っている。統括作業所を母艦に出先の工事作業所を配置した格好。前線にあって母艦は後方支援の基地であるとともに、全体に目配せする司令塔の役割も担う。
 入札契約方式で総合評価方式が導入された4年ほど前から、統括所長としての役割が変わってきた。出先を見る一方、総合評価方式への対応が加わった。横浜には12年近く務め、地域の事情にも詳しい。横浜港を知り尽くしているだけに、総合評価の技術提案でも何がポイントかがわかる。提案の作成にあたり、関係部門と協議・調整をリードし受注に結びつけてきた。統括作業所の抱える工事で、当面の主眼は関東地方整備局発注の横浜港南本牧ふ頭地区国際コンテナターミナル整備事業(MC−3)工事。「岸壁築造工事を国内でも最大級の鋼板セル方式で行うものです。円筒の鋼板セルの大きさは、直径24.5m、高さ32m。しかも打ち込み方式ではなく据え付け方式。それだけにセル内の中詰材をいかに均等に円筒を傾けないで入れるか細心の注意と工夫が必要になります」と福井さんはいう。
 入社以来、27年間、海上工事一筋で28現場に関わった。工事を行うにあたっての心構えは「事故を起こしてはならない」ということ。海上の天候は変わりやすい。天候が悪ければ早めに船を避難させる。天候が回復して仕事に遊びが生じても「何もなかったことで良し」とする割り切りが必要だという。その判断に伴う批判を含めた評価は一手に引き受ける。地元の草野球チームでキャプテン番号「10」を付ける福井さんらしい、キャプテンシーのある言葉である。


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