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写真提供:横浜市
1910(明治43)年頃の横浜港(横浜開港資料館所蔵)

 アメリカのペリー提督が浦賀(神奈川県横須賀市)に来航し、幕府に開港を迫ったのは1853年のこと。その6年後の1859年7月1日、幕府は神奈川、長崎、函館を開港し、外国との自由貿易を許可した。当時のアメリカ総領事ハリスは、東海道の宿場町である神奈川宿(現在の神奈川区東神奈川あたり)を開港地と考えていたが、幕府は外国人と日本人を遠ざけるため、小さな漁村だった横浜村に波止場をつくり、その地を一方的に開港地とした。これが横浜港の始まりと言われる。
 その横浜港は今年、開港150周年を迎える。小さな二つの波止場と、戸数100戸ほどの寒村、横浜村はいまや人口364万人の巨大都市となり、国内屈指の国際港湾に発展した。今年1年間、横浜市と財団法人横浜港150周年協会は開港150周年を記念し、さまざまなイベントを企画している。市民を巻き込んだ集客イベントを開催するほか次世代に向けた港湾、観光の各施設の再整備も進めている。
 港町「ヨコハマ」の進化は続く。

横浜港の歴史
1853年 
1858年 
1859年 
1894年 
1896年 
1913年 
1917年 
1923年 
1930年 
1933年 
1945年 
1951年 
1954年 
1961年 
1963年 
1964年 
1970年 
1974年 
1976年 
1977年 
1984年 
1989年 
1990年 
1993年 
1994年 
1996年 
2001年 
2004年 
2005年 
米国ペリー提督が浦賀に来航
日米修好通商条約で神奈川開港を決定
横浜開港、東、西波止場を建設
鉄桟橋(大さん橋の原型)は完成
第1期築造工事竣工(内防波堤・大さん橋)
赤レンガ倉庫(1号)完成
新港ふ頭完成
関東大震災で港湾施設が大被害
山下公園完成、高島ふ頭1号さん橋完成
高島ふ頭2号さん橋完成
第二次世界大戦終戦、全港湾施設が接収
横浜市が港湾管理者となる
高島ふ頭3号さん橋完成、出田町ふ頭一部完成
マリンタワーオープン、大黒町埋立完成
本牧ふ頭埋立着工、山下ふ頭完成、根岸湾埋立第1期工事完成
大さん橋国際旅客ターミナルオープン
本牧ふ頭完成
金沢木材ふ頭完成
扇島埋立完成
金沢地先埋立完了
大黒ふ頭第1期埋立完成
横浜博覧会開催、横浜ベイブリッジ開通、横浜マリンタイムミュージアムオープン
南本牧ふ頭着工、大黒ふ頭第2期埋立完成
横浜八景島オープン、横浜ランドマークタワーオープン
鶴見つばさ橋開通
横浜ベイサイドマリーナオープン
南本牧ふ頭1・2号コンテナターミナル供用開始
横浜ベイブリッジ区間開通、スーパー中枢港湾に指定
本牧ふ頭BCコンテナターミナル全面供用開始

港湾区域面積(07年9月現在) 7315.9ha
臨港地区面積
 商港区
 工業港区
 マリーナ港区
 修景厚生港地区
 分区指定なし
2839.6ha
985.9ha
1696.4ha
4.2ha
95.2ha
57.9ha
バース数(公共・公社・民間) 264バース(07年3月現在)
入港船舶数(07年実績) 4万3157隻(うち外航船1万1264隻)
取扱貨物量 141,757千トン
貿易額 12兆7769億円

横浜港の現況
 横浜港では国際競争力を高めるため、スーパー中枢港湾整備事業が引き続き推進されるとともに、賑わいのある港を目指し
「開国博Y150」にあわせた集客施設などの整備が行われている。スーパー中枢港湾整備事業のうち、現在最も力を入れているのが南本牧ふ頭の整備。国際海上輸送網の拠点となる世界最大級の水深20m岸壁を有する高規格コンテナターミナル整備や、老朽化したD突堤地区の岸壁改良、BC突堤地区前面の航路・浚渫などの整備が進められている。「開国博Y150」の関係では象の鼻地区の再整備やマリンタワーの再整備、日本丸メモリアルパーク(第1期地区)リニューアルなども実施されている。

横浜開港150周年記念事業の行事予定
横浜開港150周年記念式典
日 時 2009年5月31日(日)
場 所 パシフィコ横浜国立大ホール
第1部 記念式典
第2部 オリジナルショー(宮本亜門 作・演出)
「開国博Y150」
  1. photoベイサイドエリア(新みなとみらい新港地区周辺)
    2009年4月28日(火)〜9月27日(日)153日間
    フランスの世界的アートパフォーマンス集団「ラ・マシン」が製作する巨大生物オブジェのパフォーマンスや岩井俊二氏がプロデュースする近未来ファンタジーアニメ「BATON(バトン)」などが上演される。
  2. photoヒルサイドエリア(よこはま動物園ズーラシア隣接地区)
    2009年7年4日(土)〜9月27日(日)86日間
    会場中央には横浜で伐採した竹でつくられている大屋根「竹の海原」を設置。トークショーやワークショップなどの市民参加型の各種催し物が企画されている。
  3. マザーポートエリア(横浜駅周辺〜山下・山手地区)
    2009年を通じて地元商店街や市民、NPOなどと連携し、地域の回遊性を高める各種イベントを展開する。

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