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高松シンボルタワーは、地上30階のタワー棟と地上7階のホール棟、地下2階の駐車場を備えるランドマーク |
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人と情報の交流拠点の誕生 |
本州と四国を結ぶ交通の要衝として栄えてきた高松市。高松港とJR高松駅、海陸双方のターミナルが位置する臨海エリアに新しい都市機能を備え、拠点性を高めるための再開発プロジェクトが昭和58年にスタートした。
岸壁や浮桟橋、臨港道路などの港湾基盤施設、広場や地下駐車場などの都市基盤施設、新駅舎や旅客ターミナルビル、商業施設、宿泊施設などの上物施設の整備が段階的に進められ、平成16年3月、地上30階のタワー棟と地上7階のホール棟からなる「高松シンボルタワー」が竣工、同年5月“瀬戸の新都”サンポート高松がグランドオープンした。
高松シンボルタワーは、香川県と高松市、民間の複合施設。タワー棟には国際会議場など県の施設や企業のオフィス、展望レストランが、ホール棟には市が運営するサンポートホール高松、民間のショッピングモール、レストランなどが設けられている。
駅前広場に面したエントランスからエスカレーターでホール棟2階のショッピングフロアへ上ると、高松港旅客ターミナルビルへ直結、さらにその動線はフェリー発着所や瀬戸内海のおだやかな景観と空気が楽しめる親水ゾーンへと延びていく。市民はもちろん離島からの通勤通学者、観光客など、サンポート高松を訪れるすべての人々のアクセスを助けながらも、そのまま通過することなく滞留し、人・情報の交流が生まれるよう配慮されたランドマークである。 |
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